最強少女の秘密
始まりは
始まりは、雨の日だった。
妹の美波は、雨だというのに大好きな人がいる場所に走っていった。
さて、私もそろそろ行くか。
そう思い、立ち上がった。
雨だから迎えに来てもらおう。
電話をかけると、相手は直ぐにでた。
『もしもーし!美玲ちゃん?』
この、呑気な声。大好きな声だ。
『そうだ。雨だから迎えに来てくれないか?』
『俺のお姫様のご要望とあらば、急いでお迎えにあがりますよ』
『///よろしく頼む。』
そう言って電話を切った。