ヒスイ巫女3
鈴ちゃん
「今日ね楼宮に珍しいお客さんが来たんだ。」
と言っても楼宮は巫女の血縁者しか入ることができない。
使用人などの仕事じゃなければ見ることすらできない場所である。
ヒスイは暇な時間ができ丘にいた。ヒスイは暇になれば大体ここにいて蒼と話していた。
ヒスイがいつも通り話していると後ろの方から
ガサガサ
近くにある森から聞こえた。
「誰だ?そこにいるのは」
ヒスイは完全に戦闘体勢だった。ここは楼宮から離れているとはいえ楼宮の敷地内だから一般人は入る事ができない。入ったということは侵入者となる。
森の中から出てきたのは…
ボロボロの服を着た5歳ぐらいの女の子だった。
ヒスイはすぐさま攻撃態勢を止め優しく問いかけた。
「どうしてここにいるのかな?お母さんは?」
女の子はヒスイが話すや否や・・・泣き出した。
「ママー」
(泣いている声で気づいた人がもしこの子が見つかったら罰を受ける事になる。そしたら一生十字架を背負う事になる。)
ヒスイはとっさに泣いているのを止めようとした。
「大丈夫だよ。ママ一緒に探してあげるから」
女の子はぐすっとなりながらも
「本当?ママ見つけてくれるの?」
「もちろんだよ。ママお名前なんていうの?」
「…分かんない」
「そっか…なら君の名前は?」
「鈴(すず)!」
「じゃあ鈴ちゃんちょっと耳と目を塞いでくれる?」
「え?どうして?」
「いいから」
鈴は言われた通り耳と目を塞いだ。
ヒスイは巫女の力を使い隠身(その名の通りこの力は人の姿を消す)を自分と鈴にかけた。
これでだれも二人の姿は見ることができない。
「鈴ちゃん、じゃあ行こっか」
ヒスイは鈴と手を繋ぎ楼宮にへと出発した。
と言っても楼宮は巫女の血縁者しか入ることができない。
使用人などの仕事じゃなければ見ることすらできない場所である。
ヒスイは暇な時間ができ丘にいた。ヒスイは暇になれば大体ここにいて蒼と話していた。
ヒスイがいつも通り話していると後ろの方から
ガサガサ
近くにある森から聞こえた。
「誰だ?そこにいるのは」
ヒスイは完全に戦闘体勢だった。ここは楼宮から離れているとはいえ楼宮の敷地内だから一般人は入る事ができない。入ったということは侵入者となる。
森の中から出てきたのは…
ボロボロの服を着た5歳ぐらいの女の子だった。
ヒスイはすぐさま攻撃態勢を止め優しく問いかけた。
「どうしてここにいるのかな?お母さんは?」
女の子はヒスイが話すや否や・・・泣き出した。
「ママー」
(泣いている声で気づいた人がもしこの子が見つかったら罰を受ける事になる。そしたら一生十字架を背負う事になる。)
ヒスイはとっさに泣いているのを止めようとした。
「大丈夫だよ。ママ一緒に探してあげるから」
女の子はぐすっとなりながらも
「本当?ママ見つけてくれるの?」
「もちろんだよ。ママお名前なんていうの?」
「…分かんない」
「そっか…なら君の名前は?」
「鈴(すず)!」
「じゃあ鈴ちゃんちょっと耳と目を塞いでくれる?」
「え?どうして?」
「いいから」
鈴は言われた通り耳と目を塞いだ。
ヒスイは巫女の力を使い隠身(その名の通りこの力は人の姿を消す)を自分と鈴にかけた。
これでだれも二人の姿は見ることができない。
「鈴ちゃん、じゃあ行こっか」
ヒスイは鈴と手を繋ぎ楼宮にへと出発した。