ヒスイ巫女3
10分
「そこで何をしている!」
その声は女の人の声であった。
ヒスイはその声が聞こえた途端顔色を変えた。青ざめていた。
「琥珀様、この人はヒスイです。何かの手違いでこちらにきてしまったようです。」
蒼が必死に説明する。
琥珀の顔がこわばっていたのがやわらいだ。
「あなたがヒスイ?」
ヒスイは顔を背けながら
「はぃ...」
小さく返事した。
すると琥珀がヒスイを抱きしめた。
蒼は驚いていたがヒスイは冷めているような雰囲気を出していた。
「会いたかったわ。ヒスイ」
(ヒスイと琥珀様は初対面のはず何か2人にあるのでは...)
蒼は頭を働かしていた。
だがヒスイは冷静に琥珀に頼んだ。
「こちらの、蒼を生き返らしてほしい。」
< 29 / 50 >

この作品をシェア

pagetop