アイザワさんとアイザワさん
そんな可愛いげのない言い訳しか言えない自分がほんとに嫌になってしまう。
そんな私を抱きしめながら、相澤は黙って私の言葉を聞いていた。
やがて耳元でふっ、と笑った声が聞こえて……「ほんとにお前は、バカだな。……バカだけど、可愛くてたまんないよ。」
そう言われて、えっ?と思った次の瞬間に抱きしめられた腕に力が入った。
「俺がどれだけお前のことを好きなのか分かってないだろ?やっと俺の方を向いてくれたのに、手放すような真似をする訳がないんだよ。」
そう言うとそのまま私の腰に回されていた手がゆっくりと動いて、セーターの裾から服の中へと指先が滑り込んで来た。
「ちょ、ちょっと何してるんですか?!」
慌てて声をあげたけど、手の動きは止まる気配が無かった。
ゆっくりとキャミソールをたくし上げるように手は上へと滑っていき、大きな手のひらが胸へとたどり着いた。そのままブラの上から胸を触られる。
包み込むようにゆっくりと撫でられて、先端が固くなっていくのがはっきりと分かった。
いたたまれないだけでなく、たまらなく恥ずかしい気持ちになって身を捩ると、そのままブラを押し上げられて直接胸を触られた。
「……んっ、やっ。もう。やだっ。」
抗議の声をあげたのに、「『やだ』っていう顔してないよ、お前。」と、相澤は口唇の端を上げて笑いながら言った。