拒否恋
マジかぁ。私は、そんなイケメン野郎の偽装恋人を演じなきゃいけないのか…。
つら。
なんか、真面目にめんどくさくなって来た。
やっぱ、あの話はなかったことにしようかな…。
SHR中、私はそんなことを考えていた。
「はい、では明日も頑張りましょう。」
明日もか…
なんか、学校が嫌いになって来た。
「はぁ…。」
ため息をついた。
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」
すると突然、悲鳴が上がった。
うるさいなぁ。
騒いでいる方を見て、私はギョッとしてしまった。
「湊くんだ!」
「かっこいー!」
「どうしてこの教室に来たの?」