拒否恋

大丈夫、相手は湊だ。



なんで、自分は2回しか会っていない男をこんなにも信じられるのか不思議だった。



横を見ると、ちゃんと湊がいる。



繋いでいる手は、湊の手。



次第に、私の震えはおさまっていった。





「震え、なおってきたな。」


頭上で聞こえる優しい声。


「……うん。」

「よかったな。」



キュッとさっきより、強く握り先を歩く湊。



やっぱ、モテる男は違うねぇー。



私は、1人で感心していた。
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