拒否恋

湊は、私の手を握ると


「ちょっとこいつ、借りるね!お友だち、ごめんね!」


おい、勝手に手を握ってんじゃねー!


必死に震えをこらえる。



「おー、なんなら、お持ち帰りでもOKだよ!」


「なっ、なにを言ってんだい。真耶!」


「サンキュー。」



真耶にニコニコと送られ、クラスメイトやそれ以外の人たちにも注目され、私達はその場を去って行った。






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