拒否恋
正直、こんな理由で呼び出されるとは思わなかったし…。
連れて来られた先は、あの校舎裏だった。
そこには、可愛い女の子が顔を赤らめていた。
ああ、この子ね。
コイツのどこがいいんだか…
「この子が彼女?」
その女は、上目遣いで湊を見つめる。
湊は、作り笑顔でいた。
「うん。そうだよ。だから、君には応えられない。」
そう言われた彼女は、一瞬、憎悪の目で私を見つめると、
「わかった。私こそごめんね。」
とだけ言い残し、去って行った、