拒否恋

***

「おはよう咲!今日もキャーキャーとすごかったね!」

「おはよ。そうだね。毎回毎回、よく騒ぐよな…。」


「咲、冷たいよ!咲は男子にも女子にもモテるからなー。私にもその美貌を分けてよ〜!」


「はいはい、真耶(まや)。冗談はよして。」


「ちっ。冗談じゃないのに。そう言えば、さっき田城君が咲のこと探してたよ!告白じゃないの〜?」


ビクッ


ニヤニヤしながら、真耶は私を見る。


そう、真耶こそ、私の親友であり、私の秘密を知る人物である。
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