病院嫌い〈2〉
『直輝先生っ!!
わたし、…直輝先生といると安心できるの
…直輝先生が大好きだから……』
『本当なのか…?!』
驚いた様子で聞いてくる直輝先生に
きちんと伝わるようにはっきりと
『…うんっ!!』
と言う
『じゃあ、俺たち両想いだな。夏帆っ!』
こころに響く直輝先生の声
それと同時に直輝先生の顔がさらに近づいてきて
唇に柔らかくて優しい感触がした
『夏帆っ、ずっといっしょだからな
どんなときでも必ず守るから』
優しくまっすぐな瞳で見つめてくる
直輝先生はかっこよくて…まだ胸が
ドキドキしている
『……直輝先生 大好き』
『俺もだよ。 』
そう言い、顔を優しく撫でてくれる直輝先生
の手は優しくて温かくて心から側にいたいと
思える
『…夏帆っ!! ベッドから落ちちゃうから
もっとこっちにおいで』
『うんっ!!』
一人用のベッドに二人で寝ると
狭くて少し苦しいけど
大好きな人といっしょにいるから
最高に幸せだよ