病院嫌い〈2〉
『直輝先生、ありがとう。』
自分では見えないけど
きっと私は顔が真っ赤になっている
恥ずかしいよ……
『夏帆、顔真っ赤……
可愛い…』
ほら、やっぱり……
『…もう、直輝先生のバカ…』
『…ハハ やっぱり夏帆の反応超可愛い』
笑いながらからかってくる直輝先生…
いたずらっ子みたいで少し可愛い
『直輝先生だって可愛い……』
『俺は男だぞ。
可愛いとか言うな』
顔が赤く染まっていく直輝先生
こっちまでドキッ…としちゃったけど
明るく言葉を返す
『だって~…』
そんなことを話ながら歩いていると駐車場に着いて
冬の寒い風をうけながらお父さんの方に行く