病院嫌い〈2〉
リビングのテーブルには美味しそうなスープパスタがある
『美味しそう!!』
『そうだな!
彩夏の料理は本当最高だもんな』
『そんなことないもん…』
口ではそんなことを言っているけど嬉しそうなお母さん
『俺は彩夏の料理が大好きだよ』
『うんっ、 私も、お母さん料理大好き』
『ありがとう!
早くしないと冷めるから食べよう!!』
『「いただきます」』
美味しそうな湯気がたっているスープパスタをフォークですくって口にはこぶ
『美味しい!!』
『彩夏の料理美味すぎ!!』
『…………』
照れているみたいで、顔を真っ赤にしながら
下を向いてしまったお母さん……
『彩夏……早く食べないと俺が食べさせるよ…?
あーんして』
『春樹のばぁか!
自分で食べられるもん』
真っ赤になりながら、フォークを使って食べ始めるお母さん…