病院嫌い〈2〉
『ご、ごめん 嫌だった……?
俺、つい………………』
そう言い、あわてて手を離してくる。
……嫌じゃない
いきなりだから恥ずかしかっただけで………
『ううん……全然いやじゃないよ むしろ嬉しい……
…………しよう』
『……怖くないか……………?』
優しく聞いてくる春樹
全然怖くはない。
だって…………春樹がいつも私のことを一番に考えてくれているの、知っているから
『春樹なら私、平気だよ』
そう言って春樹にすべてをゆだねる