病院嫌い〈2〉
『彩夏、仕事行くぞ 』
『うんっ 待ってよ春樹』
『彩夏、遅い 』
そう言って私を抱える。
『やだ、歩ける 下ろして』
『やだとか言っているわりに顔が赤いぞ』
『………うるさい』
そう言うと………
チュッ
春樹の顔が近づいてきてキスをされた
『彩夏、顔真っ赤
本当可愛い 』
『………………………………』
恥ずかしくて何も言えない。
でも、春樹のことが大好きなのはたしか
春樹の腕の上でそんなことを思う
車までつくと…………
『彩夏、下ろすよ』
『うんっ 』
そのまま、車で仕事に行く。