病院嫌い〈2〉
『……彩夏、降ろすぞ』
そう言って、ソファの上にそっと降ろして、春樹は冷蔵庫の方にいき何かを取り出す
『……彩夏、オレンジジュース飲める……?』
『……無理 飲みたくない』
『……でも、彩夏最近ほとんど飲んだり食べたりしてないから体がもたなくなっちゃうよ』
『……やっ 飲めない グスッ グスッ 』
飲まないといけない……ということわかっているけど気持ち悪すぎて何もお腹に入れたくない
『………………じゃあ、一口でいいから頑張ろうよ』
そう言い、ジュースの入ったコップを近づけてくる
『グスッ グスッ や……なの』