病院嫌い〈2〉
『彩夏、……他に何かしてほしいことある…?
なんでもするから』
『本当になんでもいいの……?』
『…ああ』
『………じゃあ、キスしてほしい』
彩夏が顔を真っ赤にはしながらそんなことを言うので唇にキスを落として離せなくなる
そして離したころには彩夏の呼吸が乱れている
『……ハアハアハアハア』
『………ごめん、つい、やりすぎた
まだ、苦しいか……?』
『……大丈夫
ありが…と……う』
『……ああ 』
そう言った直後、俺にべったりくっついてた彩夏の力が抜けていくのがわかる
『……彩夏』
『……………』
………寝てるし
全く……可愛いすぎだろ
こんなに可愛い顔して寝て、我慢できなくなっても知らないからな
そう思いながら、彩夏をベッドに寝かせ俺も入る