病院嫌い〈2〉
『…………春樹』
『……彩夏、どうしたの…?』
『…やっぱ、なんでもない』
『…言いかけてやめるなんて……
すごく気になるんだけど』
そう言うとしばらく彩夏は黙りこむ
そして……
『春樹……ありがとう
改めて言おうとしたらなんか照れくさくて…』
そう言った彩夏は顔が真っ赤になっているから、俺は我慢できずに唇にキスを落とす
『……春樹、これからもずっとそばにいてくれる…?』
『あたりまえだろ
俺は今までずっと彩夏のことを愛しているんだから。もちろんこれからもな………』
そう言って再び唇を重ね合わせようとしたとき……
『ぎゃあああ…………』
と赤ちゃんが泣く
いいところだったのに…と思いながらも、赤ちゃんがすごく元気でよかったと思う俺