SoLain


未「いや!やめてっ!触んないで!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」
いや・・・こわい・・・。
あの人はここにはいないってわかってるのに・・・。


だからこそみんなと仲良くできるようにって頑張れてるのに・・・。
こんなとこ見せたら引かれちゃうよ・・・。


夢「おい!未夢羽大丈夫か!?お前ら未夢羽になにした!!」


春「内容によっては容赦しねーぞ!」
夢叶・・・。春瑠くん・・・。みんなは悪くないんだよ??


遥「未夢羽・・・。大丈夫かよ。無理すんなよな・・・。」
遥稀・・・。ちょっとむりしちゃった・・・。


空「未夢羽ちゃん!大丈夫?僕が誰かわかる?」
わかるよ・・・。


未「そ、ちゃ・・・。」
私は言葉にならない言葉を必死にこぼす。
でも空くんはちゃんと拾ってくれた。


空「そう!空だよ??もう大丈夫だからね!僕がいるからね!安心して!もう怖くないよ!」
うん。空くんの抱きしめてくれる腕の中があったかくて。空くんの胸から聞こえる心臓の音が心地よくて。空くんの私の頭をポンポンしてくれる手が大きくて。


落ち着いて安心できた私は、意識を手放した。










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