SoLain
土「お前らの配属が決まった。近藤さんに発表してもらう。」
近「君たちは、みんなまとめて11番隊として結成してもらいたいと思っている。だが、未来から来た君たちに、今すぐ隊長や副隊長をやってもらうなど心苦しいのでな…。まずは隊士として巡察等の経験を積んで慣れてもらってからにしようと思う。それでどうかな?異論はあるかい?」
え…?
私たちが隊長、副隊長になって11番隊を結成!?
それって、5人で隊を引っ張っていくってことだよね?
楽しそうだけど…。あとから入ってきた私たちが隊長、副隊長になるなんて前からいる隊士さんたちに悪いような気もする…。
夢「俺らが隊長、副隊長なんてほかの隊士たちは不満はないのか?」
土「それは問題ない。ここは弱肉強食、下剋上。強いやつが上にいくんだ。ほかの奴らにゃ文句なんか言わせねぇよ。」
近「うむ。そうだな。トシの言うとおりだ。安心してくれ。」
春「それならいいんじゃねぇか?」
遥「俺もいいと思う」
夢叶も空くんも『いい』と言ってしまった。
これは私も同意しないといけない流れに…。
未「私も、いい、と…思いま、す。」
私の口から出た言葉は、不恰好だった。