SoLain



未「私は、隊士になります。」

私がそういうと、2人はすごく驚いていた。

土「隊士になるっつーことは、死ぬかもしれねえんだぞ?いいのか?」

近「未夢羽さんは女の子なんだ。危険に身をさらすなんてことしなくてもいいんだよ?」

あぁ、きっと2人は出会ったばかりの私を心配してくれているんだ。
なんて幸せなことなんだろう。
誰かに心配されることがこんなにも幸せなことだと思っていなかった。
不謹慎かもしれないけれど、幸せを感じていた。

未「私は、夢叶や遥、春瑠くんに空くんとは幼いころから一緒にいました。夢叶なんかはお腹の中にいる頃からずっと一緒で。そんな仲間たちと離れたくない。みんなが戦っているっていうのに、平常心を保っていられる自信がない。勝手かもしれないけど、みんなと離れて待つくらいなら、『死』が近くてもみんなの傍にいたい。みんなの傍で、みんなと共に戦いたい。きっと、そうした方が安心できる。だってみんな私がいないと無理するんだもん。」

私はそう言い切って2人の目を見つめた。
『どうか、納得してくれますように』と。















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