SoLain

しばらくして、土方さんが『わかった。』と言った。

土「じゃあ、これからはもっと剣の稽古に励むように！いいな？」

私は、『はいっ！』と返事をした。
そこで、私はひらめいた。

未「あ、あの…。」

土「んぁ？」

話は終わったと思っていたのか部屋を出ようとしていた土方さんが振り向きざまに返事をした。

未「よかったら、よかったらなんですけど、私隊士兼女中になりましょうか？」

近「え！？いや、女の子にそんなたくさん仕事は任せられないよ。なぁ、トシ。」

土「近藤さんの言うとおりだ。無理して倒れられても困る。」

見事に反論された。
でも、負けない！

未「私は未来でも家事、学問、剣道等の武道、バンドの４つを両立させてきました。隊士としての仕事、女中としての仕事の両立くらいできますよ！大丈夫です！」

そういうと、２人はまた驚いたように目を見開いていた。

土「家事はお前がやっていたのか。４つも両立できていたなら頼んでもいいと思うが…。近藤さん、どうする？」

近「うぅむ…。本当はさせたくないのだが…。だが、今我らにはお金がない。故に、女中を雇う余裕がない。ここはひとつ、未夢羽さんにお願いするか…。」

近藤さんは、とても申し訳なさそうに『お願いする。よろしくな。』と言った。


こうして私は、隊士兼女中になった。