〔完〕大切にしてくれたっていいじゃないか。~続編あり~
別れ
私は、普段あまりしゃべらない、彼氏(仮)の颯のもとへ向かった。
颯は、相変わらず女子といちゃついていた。
「颯。今日の放課後、ちょっといい?」
「は?俺、お前に用ないんだけど。」
そう言ってまた女子とのいちゃつきを再開した颯。
「颯が用なくても、私が用あるの。」
軽く睨みつけるとさすがに普通の話じゃないと気付いたのか、
「わかった。んじゃ教室に残ってる。」
と言った。
別れ話ともしらずに。