〔完〕大切にしてくれたっていいじゃないか。~続編あり~
相談
颯が好きとはいえ、私にも精神的な限界が近づいていた。
そこで本格的に梨々香と拓斗に相談することにした。
「梨々香、私はどうするのが一番いいのかなぁ?」
「うーん、普通なら『すぐに別れろ!』って言うんだけどさ、
真理奈が颯君のことを好きだって思ってる以上は、
あたしからそんなことは言えないんだよね・・・。」
梨々香は真剣に答えてくれた。
でも正直に言ってしまうとなんの解決にもなっていなかった。
私は、この問題は自分1人で解決しなければいけない、
そう痛感させられた。