理屈抜きの恋
親の前だから普通にしているけど、ずっと胸がドキドキしていて、全然眠れなかった。

明け方近くになって、連絡先を交換していないこと、もう2度と会うことはないことにたどり着き、眠れるかも、と思ったけど、目を閉じれば出てくるあの美しく妖しい表情に結局眠ることは出来なかった。

だから最上くんのことは、本当に申し訳ないけど、出社して話しをするまで完全に忘れていた。





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