「この顔見るのは“俺”限定」
「いい?
ありさ。
わかってるわよねぇ……」



自分のプライドがかかってるっていってた繭は、朝からびっくりするほどの黒オーラ。



うぅ……。



これじゃあ、とても逃げれそうにない。



体育の服装に着替えながら、腹をくくる。



仕方ない。



できるところまで、がんばろう。



最近では、毎日の練習のたまものか、キレイにカールができるようになった。



その髪を、気合いを入れるために、ひとつにくくる。
< 128 / 328 >

この作品をシェア

pagetop