「この顔見るのは“俺”限定」
「だって、今は……。
バスケで優勝することが先決だから」



超生意気な俺様顔。



でも、そんな汐見廉もカッコよくて、心臓がドキドキ高鳴った。



「……っ」



こんなの、もう、本当に倒れちゃう。



そう思った瞬間……。



「あとは全部。
この俺に任せなさい」



後頭部をクイッと引き寄せられ、耳元近くで囁かれた。
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