「この顔見るのは“俺”限定」
怖いの、苦手なんだけど……
なんか、もー……。
頭パンクしそうだったから、いいや!
半ば投げやりに、ベッドにバフンとダイブする。
終業式から一週間くらいたったお昼間。
冷やし中華を食べた後、部屋でごろごろしていると、スマホがブルッと少し震えた。
「んー。
だれだろ?
遊びのお誘いだったらうれしいなぁ~」
繭かな? それとも、中学の友達かな~?
わくわくスマホをあけてみる。