「この顔見るのは“俺”限定」
校門のところ、10人くらいのクラスメートが集まっていた。



だいたいのメンバーの名前だけで、人数までは聞いてなかったけど。



けっこうたくさんいるんだなぁ。



終業式から10日間くらいしかたってないのに、なんか、ものすごく懐かしい気がする。



そう思いながら、きょろきょろしていると……。



「……っ!」



汐見廉と目があった。



うっ。



うれしいよりも……。



なんか、気まずい……。
< 222 / 328 >

この作品をシェア

pagetop