「この顔見るのは“俺”限定」
わいわいがやがや。



みんなで近況を報告しあっていると……。



猪俣くんが声をあげた。



「あー、上山。
アイツ、来られねーんだって。
LINEきた」



「えー?
マジで!?
なんで急に?」



他の男子が、猪俣くんのスマホをのぞきこむ。



「んー。
なんか、親に見つかったらしい。
つか、門限?」



「……は?
門限!?
つか、アイツ、男のくせに。
門限なんか、あんのかよ」
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