「この顔見るのは“俺”限定」
「…………」
「もちろん、女子だってうれしいし」
「…………」
「それに、ほら。
全員でまわるのとかも、ありじゃない?」
「…………」
「うん、そうしよー♪
超楽しそう~♪」
あたしが無理やりテンションをあげているのに、誰もなにも言ってくれない。
まるで、示し合わせたかのように、口を開かない。
あたしの味方のはずの繭さえ、そっぽを向いて、固く口を閉ざしている。
「もちろん、女子だってうれしいし」
「…………」
「それに、ほら。
全員でまわるのとかも、ありじゃない?」
「…………」
「うん、そうしよー♪
超楽しそう~♪」
あたしが無理やりテンションをあげているのに、誰もなにも言ってくれない。
まるで、示し合わせたかのように、口を開かない。
あたしの味方のはずの繭さえ、そっぽを向いて、固く口を閉ざしている。