「この顔見るのは“俺”限定」
本当に……また……キスするの?



「……っ」



ぎゅっと強く目をつむった瞬間……。



また距離が、0センチになった。



「んっ……」



さっきよりも、キスが長い。



息をどうしていいかわからず、がまんする。



どうしよ。



こんなの、ドキドキしすぎて、もう無理。



キュッと軽く、汐見廉の服をつかんだ。
< 264 / 328 >

この作品をシェア

pagetop