「この顔見るのは“俺”限定」
うれしくて、うれしくて仕方がない。



でも、好きな人に好きって言われるなんて。



こんなの、今まで経験ないから。



すぐに、ぶわっと赤くなる。



う、わー。



恥ずかしいぃぃぃ……。



両手で頬を押さえて、ぼそぼそっと小さな声で聞く。



「それ……本当?
い、い、い……。
いつから……。
いつから、あたしのことが好きなの?」



やっぱり……髪を巻いたのがよかったのかな?
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