課長と私
さっきまでの甘えん坊はどこにいってしまったのだろう。
雑にかけられている布団をかけなおす。
「ん……」
「おっと……」
いや、起きてないな…セーフ。
無事にミッションクリアだ。
それにしても…和田さんには結構素を見せているというか…
ボーイズトークっていうのもあるんだなぁ
恋愛のこととか話すことあるんだなぁ…この人は…
…というか、私もさっきはなかなか言えないことを言ってしまったような…
まぁ、この人酔ってたし、覚えてないでしょ!
自分のことも覚えてたら恥ずかしいだろうし!
「おやすみなさい、甘えん坊さん。」
「………。」
前髪で隠れた額にキスを落とした。
「結婚のことは……ちょっと嬉しかったり…しましたよ?」
それと、和田さんに教えてもらった彼の弱点?を知れたし…
意外と良いことづくしだったかも…?