課長と私

「やば……」


顔を赤くしながら困惑する彼の姿に私はさらに欲情してしまう。
早く彼が欲しい。繋がりたい。

長い指が再び中をかき混ぜていく。
ゆっくりゆっくり、私の好きな所を外さず。でも焦らして。

その間、唇も休まない。
彼の舌が私の唇を割って中に入る。絡んでどんどん奥へ入ってくる。

二つの蕾の周りを愛撫していく。ピリッとした痛みはキスマークを付けているのだろう。



「んっ…ふ……あああぁ…あっ……せんぱ……っあああ!」


「もっと…?」


「んん…あっ、んぅ……も…ほしっ…ぃ…あ、ん」


「…もうちょっと、イってから…ね。」


「へ…あっぅああっ…ああああっん、んっ…!やっ…はぁっ、んんあぁっ」



だめ、もうだめ…
頭がくらくらする。指だけでこんなにぐしゃぐしゃなのに。

体がビクビクと震える。
今までにない脱力感を迎えて、視界もぼんやりしてくる。



「…朝までコース、じゃなかったっけ?」


「はぁっ……はぁ…ん、っは…ぁ…」


「まぁ……いっか…」


「……りょ…ぉ…くん……好き…」



体も、瞼も重い。

ゆっくりと目を閉じた。




「楓……」



遠くで彼の声が聞こえた。

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