課長と私

「はぁっ…はあ、あっあぁん…あ…だめ…っだめ、また…っあ、あっあっ」

「……っ!」

「…あぁっ」


ギリギリ意識が飛ばない直前で、現実に引き戻された感じ。
息が上がって、整わない。


「亮、く…ん……これ、変な…」

「ん…?」

「何か…っ…でちゃ、う…っ」

「…こっち、来て…」


この感覚は知ってるけど、知らない

もうちょっと強く、もうちょっと奥に、もうちょっとだけ強引に

ベッドの傍に手をついて、後ろからパンパンと突かれていく。

腰をもたれている分、爪先立ちのようになって脚に力が入る。


これ、すぐにイっちゃいそうで気持ち良い…


「は…楓…っ…もっと…っ?」

「あっ、あっ、あっ…イ…っ…んぁ…あっこれ…何…か……出ちゃ…っあ…っ」

「…いいよ…出、して…っ…」


今までよりも激しく奥の奥を突く。


「ゃ…あっあああっ、だめっ!だ、め…っ!」


限界に達して大きく体が震えた。

パタパタと床に落ちる水音も聞こえる。


「はぁ…はぁ…へ…?」

「体…大丈夫…?」


力が抜けてベッド傍に倒れ込む私を気遣う彼。
何が起きたか分からない。


「わ…たし……」

「気持ち良すぎだった…?」


優しく抱きしめてくれる彼。


「ご、ごめんなさい私…床を汚して…っ」


床に散らばっている水滴に気付き、自分が何をしてしまったのかようやく気づく。


「汚した訳じゃないよ…潮吹くのは、初めて?」

「し、潮……?」

「…初めてっぽいね」

「え…?」

「…んー……簡単に言うと…気持ち良すぎて出ちゃうもの…?」

「…な、何か…恥ずかしい…」

「楓ちゃんは、ちょっといじめた方が燃えるタイプってことだね」

「ち、違います…!」

「今ならまだ出るかも…?」

「いやいや…も、もういいです…っ、何か、気絶する一歩手前みたいで…」

「気持ちいいでしょ?」

「ち、違います…ちが……い…ん…っ」

優しく塞がれる唇から熱い舌が侵入してくる。


「はぁ…っ…んぁ…ん…ぅ…」


キスをされながらゆっくりとベッドに戻される。


「あ…りょ……亮く、ん…」

「…ん?」

「ベッド…よごれ…ちゃうから…」

「洗えばいいでしょ…?」

「でも…」

「もう、気持ち良くなりたくないの…?」

「…っ」


まだ熱の冷めない目に見つめられる。


「…したい……です…」

「…これ、また使おっか」


手を伸ばし、バイブのスイッチを押す。

1番敏感な部分に当てられるとすぐに先ほどの感覚が襲ってくる。


「は…っあ、あっ、あぁっ…んっ……まっ…ゃ、ああっ」

「楓…こっち……っ」
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