アンドロイドメランコリー

アンドロイドメランコリー

『アンドロイドメランコリー』


機械仕掛けの指を鳴らして
ぱちり 開いた扉は何色でしょう

憂鬱は何時も
輝く瞳で入り口を探して
気まぐれに僕を呼ぶ

弱くて愚かで前向きで
そんな生物
あっという間に死んでくんでしょ

幾つ扉を開けたって
どうせ出口を見ることもない
なのにどうして開けてしまうの

君は無謀
僕は遠謀
それでもどこか似てるんだから

独り生き残ってく
こんな末路を憂いていてよ

君すら居ない
後の世界で

憂鬱は何時も
寄り添っては突き放したりして
僕の隙間を狙ってるから

たった独り閉じていく
こんな末路を憂いていてよ

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