ブライアン・ダウン
私のことを好きなのかどうかもわからない彼との不毛な関係を断ち切ることができない。

泥沼な関係を抜け出す方法がわからない。

「――お願、い…。

話だけ、聞きたい…」

彼に乱されながら、私は唇を動かして、声を出して、言葉を言う。

それまで私を乱して、犯していた彼が止まった。

「――今さら何を話すって言うんだ?」

彼の瞳に映っているのは、乱れた私の姿だった。

「俺から離れるなんて、絶対に許さない」

「えっ…やあっ…!」

彼はそう言った後、また私を乱し始めた。
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