深く沈む心臓。

引きこもり。

なにも手につかない。
食事もしたくない。
朝も夜かも分からない、
部屋で過ごす事が多くなった。

服が大好きだったのに、
お洒落すらも忘れた。
化粧もきっちりしていのに、
顔なんてどうでもよくなった。

今の私は、
『気持ち悪い。』
変な葛藤と絶望感で頭が
支配されていた。

時間は進む。

約2週間休んだ仕事を
再開しなければならない。
服飾関係の仕事をしていた私は、
見た目に気を使わないと
いけないのに、
なにもしていない。
あんなに好きだったはずの
今の仕事が苦痛で邪魔にしか
感じなかった。

手鏡を見て、
自分を見つめた。

今の自分自身に苛立ちを感じ、
思わず手鏡を、
地面に叩きつけた。
それでもまだ晴れなくて、
更に苛立ちが増すだけだった。

泣きたいのに涙がでない。
ただただ、
自分がどうしたいのか、
どうすればいいのか、
見当たらずにいた。

そして、仕事の日を迎えた。
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