幼なじみの女癖、直してみせます!


「実は、あたしも恭太のこと心配して、注意をしてるんです。」



2人の顔が深刻な顔からパァと明るくなったが



「でも、全くってほどじゃないけど聞く耳を持ちません。だから、あたしからならってことはないかと…」


すぐにしょぼんとした顔になった。



でも、雪さんはまたすぐにパァと明るくなってあたしの手をギュッと握った。



「でも、全くじゃないってことは、まだ私達より望みがあるわ!だからお願い!恭太の女癖直して!」


ぽ、ポジティブだなぁ…
まぁそこが雪さんの良いとこだけど



でも、あたしにもできるかどうか…


「う〜ん…」


「じゃあ、こうしましょ!もし、なつめちゃんが恭太の女癖を直してくれた暁にはウチの店のオムライス一生タダ券を差し上げます!!」




なぬ!?!?

雪さん達の店のオムライス一生タダ券?!



実は、松森家はカフェを営んでいるんです。


そこのイチオシメニューのオムライスはふわふわとろとろで絶品なのです!



そのオムライスが大好物のあたしは、



「わかりました!お任せください!!」





思わず即決してしまった…。


< 4 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop