強引な彼との社内恋愛事情*2
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生理がこなくなってから、さらに一週間が過ぎた。
さすがに気になってきたけど、休日が土日って、病院に行きたいとき、ひどいんだよね。
パソコンの前に座って、近くの産婦人科の病院を検索するけど、土日は受診が休みになっていた。
午後、半休でももらおうかな。
簡易キットで検査、とも思ったけど、陽性なら陽性で結局病院に行って、二度手間だし。
やっぱり、病院に行くべきだろうか。
陽性だったら、どうしよう。
と、考えてみたけど、広重の笑顔しか浮かばなかった。
喜んでくれるんじゃないかなって、そんなこと思えた。
だけど、異動が決まったばかりだし、出来れば、もう少し仕事が落ち着いてからにしてほしい。
出来てたら、私も嬉しいことには間違いないけど。
「……って、ここで悩んでも仕方ないじゃない」と、呟く。
広重は、今日、家に来る約束をしていた。丁度の時間に、インターフォンが鳴る。
「こんばんは」と、いつもと同じ笑顔だった。
「寒かった?」
「寒い」と、冷え切った両手で、私の頬をはさんだ。