死にたがりの私と 生きたがりの君

「ごめん……」


「謝ってばっかりじゃない!!」


こんなの理不尽だし、意味不明。
だけど、止まらないんだ。

だって、いつもそうでしょ?
楓はいつも笑っているから。

でもそのたくさんの笑顔の内
いくつが本物だった?


本当は、ほとんど
創りものなんじゃない?






「私だって……………
私だって楓に頼ってもらいたいよ……」




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