死にたがりの私と 生きたがりの君
弟に「死ねばいい」と罵り、
心配してくれた、花ちゃんを傷つけた。
「最低じゃん………………」
どうして私は生きているんだろう。
「…………………………死にたい」
雫のようにするりと、
簡単に零れた言葉。
「死にたい…死にたい…………
死にたい死にたい死にたい……………っ!」
導かれるように靴を脱いで
河の中へ歩いていった。
冷たい。
10月の風に身体を震わせる。
最初から…
こうすればよかったんだ。