死にたがりの私と 生きたがりの君

初めて、私を頼ってくれた気がした。
側にいていいんだ。

楓には、私が必要なんだと
言ってくれたような気がした。




「うん……離れない」





楓の頭を撫でると、
楓はまた笑う。


少し照れ臭そうだけど、
本物の笑顔だった。

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