死にたがりの私と 生きたがりの君
昨日、美桜にした行為は
俺と言う人間が美桜を奪ったのだと
美桜を愛していたのだと
証を残したかったからだ。
俺、ほんとに卑怯だよな。
いつか知らないだれかと
美桜が幸せになれればそれでいいと
願う反面。
しっかり美桜の身体には
俺を焼き付けちゃってさ。
本当は誰にも
渡したくないんじゃないか。
───だけど、
最期のわがままを
聞いてくれてありがとう。
お母さんと、お父さんと
仲良くしてね?
すぐには、無理だけどさ
やっぱ親だもん。
わかりあえるはず。
美桜の歩む未来が、
ずっと……………輝いていますように…………
大好きでした。