死にたがりの私と 生きたがりの君

「楓!?」

背後から名前を呼ばれ、
振り替える。


だけどそこには楓は居なかった。



「ごめんね、楓じゃなくて」



そう苦笑いする。


「ユキ………………」


「久しぶり………」

その綺麗な顔は曇っていた。
そして、泣き腫らしたように
目が真っ赤だった。


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