暗闇から目覚めぬ私
結唯「わかったから、言うから離れて。」
晴哉「言ったら離れる。」
ですよねー。
離してくれたらその隙に逃げるつもりだったのに。
結唯「晴哉には何言っても無駄ってことね。」
晴哉「よくわかってんじゃん。」
いやでも分かるよ。
結唯「さっき、風花の家行ったんだけど…あんな弱々しい風花見たの初めてで本当に大丈夫なのかなって。」
晴哉「そういうことか。風花なら大丈夫だろ。結唯が信じてやらないと誰が信じるんだ?」
晴哉…。
結唯「そうだよね。信じる。ところで…離れてくんないの?」