暗闇から目覚めぬ私
父「風花はどこ行った?」
風花を道具として使うことしか考えていないことくらい、私にだってわかる。
優奈「わかりません。」
龍斗「お父さん。フーちゃんを怒らせないでね。」
父「龍斗。わかってるよ。」
龍斗にだけは優しくしてる。
私にも優しくしてくれるがその分、風花の重荷になっている。
なんとかしてあげたいけど、私にその勇気がない。
族に入って暴れる風花の原因は、私の方の家族だ。
お父さんには悪いけど、実の娘を道具としか考えてないとなると私にだって考えはある。
でも、族に入る勇気はない。
高校3年生までが族に入れる期間。
風花は6歳で入ってから11年間族の人間として生きてきてる。
しかも歴代最強総長として7年が経った。