暗闇から目覚めぬ私
晴哉「一人、思いつく人はいるけどな。
」
結唯「多分、私と同じ人だね。」
晴哉「まぁ、いいや。で、何作ってくれんの?」
晴哉が好きなものでも作るか。
結唯「オムライス?」
晴哉「よろしく。」
調理場ほど恐ろしい場所はないよね。
料理に集中すると晴哉が近づいてくるのわからないし…。
結唯「きゃっ!ちょっと…。」
晴哉「いいだろ?別に。」
後ろから抱きしめられるのは構わないんだけど、動きにくい。
結唯「もうそろそろできるよ。」
晴哉「見れば、わかる。」
結唯「座って待ってれば?」
晴哉「できたら、運ぶからいいよ。ここで待ってる。」
結唯「それは、ありがとう。」