すべて手の上
「図星?」




そう聞くと




「ちょっと、外に出よう。」




と言われた。




まぁ、途中で誰かに遮られるのもやだし。




おとなしくついていくと着いたのは屋上。




「で?図星?」




「…あぁ。」




「じゃあさ、私のこと、好き?」




いきなり聞いたからかすごく驚いている。




「…あぁ。」




冷たい風が2人の間を駆け抜けていく。




「じゃあ…私と愛。どっちが好き?」




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