明日へのラプソディ
「あ、はい。午前中は仕事をして、そのままこちらに参りましたので、仕事着で申し訳ありません」
「いや、全然気にする必要はないよ。僕も仕事の途中だし、僕は服で人を判断したりしないから」
「ありがとうございます」
「町田さん」
「はい」
「なんか、固いなぁ。お見合い初めて?」
うっ、お見合いって言葉出さないでよっ。甲斐くんに聞こえてませんように…。
「は、はい」
「ま、リラックスして。敬語なんて使わなくていいから」
「あ、でも…」
「町田さんが優秀な人材だという事は聞いてます。だけど、今日はプライベートだから、ね」
「恐れ入ります」